月別アーカイブ: 2018年1月

【音楽制作】物悲しくて切ない感じの映像音楽を作ってみました

前回、雪の風景に音楽をつけたところ海外の方から好意的な反応をいただきました。ということで今回は少しハードルを上げて、悲しいけれど感動的な映像音楽の制作に挑戦してみました。このタイプの音楽は映画、ドラマなどでよく用いられますが、一番の狙いは視聴者にリアルに泣いてもらうことです。言い換えれば人々の感情を揺さぶるということです。音楽と映像の力でそこまで出来れば楽しいと思います。
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オープンストリングボイシングの話【2】

前回の続きです。今回は各コードにおけるオープンストリングボイシングの作り方を紹介したいと思います。EのコードとAbのコードについて、それぞれmaj7,m7,7,m7(b5),dim7のオープンストリングボイシングを作りました。7(ドミナントセブン)については、ナチュラルテンションとオルタードテンションの2パターンを挙げています。なお今回のサンプルはナイロン弦ギターをダイナミックマイクで録音しています。
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演歌のコード進行を分析してみる

今回は、先日とある飲みの席で同席していたTさんの話をもとに記事を書きたいと思います。Tさんはシンガーソングライターの小田純平さんの音楽が好きで、特に「男と女のバラード」という曲が好きということでした。そこで今回はその曲のコード進行を分析してみたいと思います。
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【音楽制作】初雪が降ったので近所の風景に音楽をつけてみました

今日は私の住んでいる地域で初雪が降りました。外に出てみるとなかなか綺麗な風景だったので写真をとりました。ついでにその写真をもとに簡単な動画を作成して音楽をつけてみたいと思います。過去に携わったお仕事のなかには映像に音楽をつける、いわゆる「劇伴」を行ったこともあります。映画や映画さながらの映像をともなうゲームなどに音楽をつける場合は、映像やセリフ、効果音の邪魔をせず、なおかつその映像全体の雰囲気、感情、情景を音楽によって補助的にふくらませるといった、また別の作曲スキルが求められます。
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クラシックとジャズの違い【6】ボイスリーディングの違い

「クラシックとジャズの違い」第6回目は「ボイスリーディングの違い」について考察したいと思います。「ボイスリーディング」とは、ある和音(コード)から次の和音へ移行する際にそれぞれの音(声部)をどのようにつなげるか(導くか)という考え方のことをいいます。クラシック理論では「和声学」ともいいます。和声学では和音が変わる際に同じ音程を保つことを「保持」といい、音程が上がることを「上行」、下がることを「下行」といいます。また2つの声部が同じ方向に進むことを「並行」といい、互いに逆の方向に進むことを「反行」といいます。
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クラシックとジャズの違い【5】音楽的イディオムの違い

「クラシックとジャズの違い」第5回目は「音楽的イディオムの違い」について考察したいと思います。「イディオム」とは直訳すると「慣用句」すなわち「よく頻繁に用いられる定型的なフレーズ」のことをいいます。ジャズでは演奏者があるコード進行の上でアドリブのソロを行います。クラシックにおいてもオーケストラの伴奏をバックにバイオリン奏者やフルート奏者が曲中にソロ(カデンツァ)を行う協奏曲があります。このソロで奏でられるフレーズはクラシックとジャズでは明らかな違いがあります。
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【音楽のお仕事】スタジオでボーカルのレコーディング

先日、Yさんから編曲およびCDプロデュースのお仕事をご依頼いただきました。そのお仕事の一部であるボーカルパートのレコーディングを行う為、今回は東大宮から徒歩8分ほどにある知人の小野秀幸さんの自宅兼スタジオにてレコーディングを行いました。ProtoolやAKG C414のコンデンサーマイクなどが配備されたスタジオで、防音、反響対策もしっかりと設計されていました。また、スタジオの雰囲気がアットホームな感じで歌い手さんがあまりかしこまらずのびのび楽しくレコーディングに臨めたのがとてもよかったです。
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ボイシングの話【予告編】

今日は予告編として短めの記事です。いつかコードやハーモニーにおける「ボイシング」の話を深く掘り下げたいと思っています。以前の記事でボイシングにはオープン、クローズ、クラスターなどの大きなカテゴリがあるという話をしました。オープンボイシングにはさらにドロップ2、ドロップ3、という種類があったりします。そして、楽器特有のボイシングもあるという話をしました。今日はその予告編としてギター特有の「オープンストリングボイシング」というもので具体的な例を4つご紹介したいと思います。
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クラシックとジャズの違い【4】強弱・アクセント編

「クラシックとジャズの違い」第4回目はメロディ、フレーズにおける強弱、アクセントの付け方の違いについて考察したいと思います。クラシックでは例えば4/4拍子の曲の場合1拍目を強調して演奏しますよね。文字で表すならば、タン、タ、タ、タという感じです。しかし、ジャズの場合、4/4拍子では2拍目と4拍目にアクセント(ビート)を感じて演奏します。ウン、タン、ウン、タンという感じです。
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