【ショートアニメ】「おかしなおかし」第9話

ショートアニメ「おかしなおかし」第9話 公開しました。今回はまおちゃんの誕生日というちょっとだけスペシャルな回です。音楽に関してはいつもより若干、手間暇をかけて制作しました。おかしたちが、まおちゃんのためにバースデーソングの演奏に挑戦します。はたして、まおちゃんを喜ばせることができるかな?

今回、音関連で制作したのは、おかしたちの演奏関連、そして効果音のスタンプ音ですね。
以前からバースデーソングを編曲したいなと思っていたので、今回チャレンジすることにしました。余談ですが、この曲以前は著作権の関係で自由に使うことが難しかったのですが、最近になって一般にも開放されたようですね。

編曲のポイントですが、おかしのアニメありきの音楽なので、まずはそれぞれのおかしがどの楽器を演奏するのがしっくりくるかを考えました。アメちゃんとチョコ君はイメージでアップライトベース、フルートとすぐに決まったのですが、ドーナッツ君は結構悩みました。

決め手は、チョコ君がアップライトベースということから、ジャズアンサンブル的な音楽が浮かびました。そして、今回のお話ではドーナッツ君がメインの位置づけだったので、メインのメロディ+ジャズ=テナーサックスという感じで決まりました。

今回のバースデーソングの編曲、音楽制作で心がけたことは、それぞれの楽器がその楽器らしい演奏をするということですね。

例えばアップライトベースであれば、低いズーンという音に混ざる弦の振動が指版とこすれてビビる音であったり、高い音から低い音へ滑らかに下降する、特徴的な長いスライドとかですね。

またフルートといえば、軽快なスタッカート、スケールの速いパッセージ、トリル、息の緩急が如実に伝わってくる独特な音色がフルートらしさだと思っているので、それらをふんだんに取り入れるようにしました。

テナーサックスはジャズっぽいフレーズ、ノリ、ダイナミクス、表現を心がけました。あと音域、レンジの広さも魅力なので最低音から高音域まで幅広くカバーしたアレンジにしました。ウルフトーンも今回いれてますね。

あと今回の音楽はすべて打ち込み、プログラミングです。もちろん一流ミュージシャンの生演奏を一流のエンジニア、スタジオでレコーディングするのが一番いいのですが、いつも予算、時間がふんだんにあるわけではありません。私個人としては、打ち込みも正しいアプローチで手間暇かければ、中途半端な生演奏のレコーディングよりもいいものができることもあると思っています。

というわけで、ダイナミクス、テンポ、ピッチ、装飾音、演奏方法、音のニュアンスなどなど、色々細かく配慮して、自然かつ人間っぽい(おかしっぽい?笑)演奏に聞こえるよう心がけました。

個人的に気に入っているのは曲の展開ですね。4回繰り返すメロディのなかで、徐々に音数が増えていき→ノリが横揺れっぽくなり→さらに軽快さが増し→最後にシンプルに静かにゆっくりまとめて終わる。という展開のなかで、それぞれのおかしがうまく掛け合い、互いに影響している感じが伝われば幸いです。

さて、次回はどうなるんでしょうか。(笑)

 

ショートアニメ「おかしなおかし」第9話