【編曲のお仕事】ボサノバのアレンジ【2】

現在、ボサノバの編曲の真っ最中です。ということで今回は制作中の素材をアレンジしたものでボサノバの基本的なリズムトラックの作り方を一部紹介したいと思います。

ボサノバはブラジルで生まれた音楽というのはご存知だと思います。その歴史はジャズよりも浅く、1950年代の後半に生み出されたといわれています。ちなみにボサノバの「ノバ」とはポルトガル語で「新しい」という意味だそうです。今ではボサノバはポップス、ジャズ、EDMなど、世界中のあらゆるジャンルの音楽に浸透していますよね。ですので、ひとえに「ボサノバスタイルの音楽」といっても最近では地域やこまかいジャンルによって千差万別になってきています。

そこで今回は「ブラジルの伝統的なボサノバ風」に聞かせるポイントを2つ紹介したいと思います。

まず、一つ目はベースラインのアクセントと長さです。伝統的なボサノバでは要所要所でベースの1拍目が短めのデュレーション(スタッカート気味)になります。そして続く三拍目にアクセントがきます。また、二拍目の裏にゴーストノート(ベースの弦を軽くたたいて出す小さなノイズ)が入ります。画像の黄色い〇で囲った部分が1拍目のスタッカートで、青い〇がゴーストノートです。

次にナイロンギターやエレピでのコードの伴奏でのシンコペーションです。次の小節のコードをその前の小節の最後の拍で先に弾くようにします。これは半拍のシンコペーションと全拍の場合と両方あります。また、毎回シンコペーションする必要はありません。画像の黄色い〇で囲った部分が半拍のシンコペーションです。

特にベースの1拍目を短くスタッカート気味にして、3拍目にアクセントを置くというポイントは、伝統的なボサノバにおいて欠かせない要素になります。本場のブラジルのミュージシャンと演奏する機会があったら思い出していただければと思います(笑)

文章だとわかりづらいですね(笑)。以下、サンプルの音源をご参照ください。