【編曲のお仕事】ボサノバのアレンジ【1】

最近、ボサノバ編曲のご依頼がありました。原曲を聞いたところ、ジャズではなく歌詞付きのポップスなのですがコードはジャズテイストのテンションコードがふんだんに用いられていました。仮歌とクリックとシンプルなシンセの伴奏のみのデモテープでしたので、これをクライアントが満足いただけるクオリティにまで仕上げるというお仕事です。

さて、私の場合、編曲に取り掛かる際に必ず行うことは、まず参考となる(目標とする)リファレンスを用意するところからはじめます。今回はスローボサノバの編曲なので、早速、それに相応しいリファレンスをYOUTUBEでリサーチしました。このように実際の制作過程に入る前にリファレンスを用意することで、ひとつのゴール、目指すところ、基準のようなものが定められます。比較対象ができるといってもよいかもしれませんね。こうすることでそれほど迷うことなく制作を進めることができるほか、リファレンスを超えられるよう向上心を持って仕事をすることができます。

リファレンスから学ぶことはたくさんあります。例えばミックスのカラーであったり、音色だったり、楽曲構成だったり。でも私が一番参考にするのは、何も考えずにその曲を再生した時に感じる印象、心への刺さり具合ですね。これを自分の作品と比べて聞いた際に、著しく劣っていないか、同じように心に響く感じがあるかどうかを確認します。これで問題なければ自分の中ではOK基準となります。

ただ、あまりにリファレンスに影響を受けすぎてそっくりにならないようには気を付けないといけないですね。私に依頼されたお仕事である以上は、私ならではの要素を入れるようには心がけています。

今回のリファレンス

ということで今回は以下をリファレンスにしました。上から順にイメージに近い優先度になっています。どのリファレンスにしても、やはりボサノバにはナイロンギターの伴奏が欠かせないかなあという印象ですね。なので今回の編曲でも、私なりのコードボイシングを取りいれたナイロンギターの演奏を入れたいと思っています。ジャズの彩り豊かで、複雑なコードがマッチするのもボサノバの魅力のひとつですよね。




4番目のリファレンスは今回の依頼内容からは少し方向がズレている感じなのですが、ボサノバをうまくエレクトロニックと融合させているなあと思いました。