【音楽制作】男性シンガー向けのポップスを作詞・作曲してみる(3)

男性シンガー向けのポップスを作詞・作曲してみる、第3回目です。今回はドラムをはじめとしたリズム系のトラックを作ります。

私の場合、ドラム音源に関しては4種類ほど持っていて、通常その中から適宜選択して使用しています。2~3種類の音源を混ぜて使うこともあります。今回はAIR社のSTRIKEという音源を使用しています。この音源はポップスとの相性が良いように思いますね。詳しいことはここでは省きますが音色の種類がとても豊富で、とにかく使い勝手が良く、MIDIの打ち込みでも自然にサウンドしてくれます。また他の楽器ともなじみやすいです。

ドラムを打ち込む際のポイント

以下、ドラムの打ち込みに関して私が心がけていることです。

(1)適切な音色を選ぶ

シンセ系、生音系、ノイズ系と音色は膨大にあります。音色がその曲に合っているかどうかを時間をかけて選ぶようにしています。当然ですがハイハット、キック、スネアなどの基本的な楽器は音色によって雰囲気もさることながらグルーブにも大きな影響を与えます。まずはその音色のピッチとディケイを気にしながら、自分のイメージ通りのサウンドかどうかを吟味すると良いと思います。また曲のテンポも考慮して、ノリが重たすぎないか、あるいは軽快すぎないかも判断します。

(2)単調にならないように打ち込む

ジャンルによっては一辺倒で単純な打ち込みもあるので一概には言えませんが、基本的には同じパターンが3回以上連続しないようにしています。一見パターンが同じようでも、実は全く同じにならないようにベロシティ、タイミング、ゴーストノートなどで変化をつけたりしています。こうすることによって潜在的なところで単調さを解消しています。

(3)メロディを意識したリズムパターンを要所に盛り込む

ポップスはメロディが主役です。キック、スネア、シンバルなど要所でメロディと同じリズムをきざんだり、あるいはメロディと対照的に掛け合いをしたりとすることで、メロディの良さが引き立つほか、曲に面白みが増します。必要に応じて音を鳴らさないのも有効な手法です。前回メロディ自体にリズム的な特徴があると良いと説明したのはこういう理由からです。

(4)必要に応じてパーカッションやリズムループを取り入れる

パーカッションやリズムループはバリエーションを持たせるのに有効な手段ですね。パーカッションを入れたとたんにものすごくノリが良くなることもあります。

(5)まずはクオンタイズ100%で打ち込んで音の強弱だけでサウンドさせる

これは私のやり方ですが、後々のエディットのしやすさを考慮して、まずはクオンタイズ100%でベロシティの強弱だけでサウンドするように打ち込みます。そうして全ての楽器のアレンジが終わった段階で必要に応じてヒューマナイズをかけたり、スネアなどの特定の楽器のタイミングだけ微妙に調整したりします。これはすべてをクオンタイズすることで、それぞれの楽器の発音の鋭さ、鈍さなどを正しく判断する為でもあります。

そうして出来上がったのが以下です。

今回はドラムのほか、コンガ、ボンゴ、トライアングル、タンバリン、ウィンドチャイムなどのパーカッションと、リバースシンバルを作りました。

リズムトラックが出来たことで、多少最初の頃のしょぼさは無くなってきました。しかし、まだベースがないのでグルーブも弱くてスカスカな感じですね。ということで次回はベースを本格的に作っていきたいと思います。