【音楽機材】「Transfuser」というループ生成音源を使ってみる【1】

少し前にAIR社のソフト音源をバンドルで購入しました。一番の目的は「Strike」と「Structure」というソフトだったのですが、セールで12種類のソフト音源全部で約8000円でしたのでかなりお買い得でした。AIR社の音源は良いですね。きっかけはキーボードに無料でついてきた「Xpand!2」を何の気なしに使用していたところ、これが思いのほか良い音ぞろいで、しかも動作が非常に軽快でした。また、MIDIの打ち込みでも、それなりのクオリティにサウンドするようにうまく作られていて、操作性は抜群だと思います。

さて、今回そのバンドルに含まれている「Transfuser」という「自動ループ生成ツール」のような音源が入っていました。普段の音楽制作において、私個人はあまりループは積極的には使わないので、このソフト音源に関しては手つかずの状態でした。マニュアルをざっと読んだ印象では、単体で使うというよりは、すでにある楽曲やトラックにスパイス的な味付けとして、重ねて使うのが有効な気がしました。ただ、プリセットのループ素材の種類は膨大ですし、音質も良いと思います。また、それぞれのループを重ねたり、ピッチを変えたり、ランダムで変形させたりできる機能はなかなか面白いと思います。そこで今回はこのソフトの理解を深める目的も兼ねて、あれこれいじってBGMを作ってみたいと思います。

とりあえずさわってみる

音源を立ち上げるとこんな感じです。ちなみに使っているとたまにインターフェイスが一部グレーになって表示されなくなる不具合がありますが、インターフェイスを一度閉じて、再度開くと正常に表示されます。

まずはプリセットのループ素材が膨大にあるので適当に再生して全体をざっと見てみることにしました。といっても本当に膨大です・・・。ドラム、ギター、声、シンセなど様々な楽器が26種類のカテゴリに分けられていて、それぞれ200パターン程度のループが用意されています。単純計算で200×26で約5200種類のループがあります。一つのループを聞くの30秒として、全部を聞こうとするとおよそ43時間かかる計算ですね。気が遠くなりますので、今回は目についたものをピックアップするという方針で(笑)

ちなみに本当に気に入った音源で将来の活用が大いに期待できると感じたものは、当たり前ですが、時間をかけて全部のプリセットを聞くようにはしています。Xpand!2は2500以上のプリセット音源全部をひとつずつ丁寧に聞きました。(結構大変でした・・・)

まずはテンポとドラムトラックのループを決める

曲のテンポは基本のBPM120にしました。ドラムのループは以下を選びました。(01_Drum Tracks → 128_Bonus House Kit)ちなみに、これから作るBGMのイメージとしてはニュースやバラエティ番組の冒頭やVTRの後ろで流れるような汎用性の高いものにしたいと思っています。

エディットを何もせずに8小節のループをDAWにオーディオで取り込んだものが以下です。

いい感じのノリですね。途中の低い「ドゥードゥドゥン」が気に入っています。

ドラムループのエディット機能

ループを読み込むとそれに対応したラック形式のインターフェイスがTransfuser内のトラックに追加されます。ここで各種エディットが行えるようです。試しにいろいろいじってみたところ、「Groove」と「Simplify」という機能が便利で面白いです。「Groove」ではループのSwing(ハネ具合)を細かく調節できます。「Simplify」は音を間引いて音数の多さ(複雑さ)を調節してくれます。あと何気に「CUTOFF」のつまみもお手軽に効果をつけられるので便利ですね。

「Swing」と「Simplify」でエディットしたパターン

「CUTOFF」のつまみを調節したパターン

ドラムトラックが決まったところで今回はここまです。次回はベース、コード楽器、イントロパートなどを作っていきたいと思います。