【音楽機材】「Transfuser」というループ生成音源を使ってみる【3】

「Transfuser」を使ってBGMを作る。第3回目です。前回はイントロからAセクションまでのドラフトが出来上がった状態でした。今回は一気に曲の最後まで完成させたいと思います。

Bセクション

イントロからAセクションはCmのコードが続いているので、そろそろ展開が欲しいところですね。なので、思い切って一番遠いKEY(調)のF#mに転調することにしました。いきなり転調するのもありですが、唐突感を避けるためSweepっぽい効果音やリバース音をトランジションとして入れています。俗にいう「飛び道具的な音」です。このリバース音とは「ドーン!!」という重低音の爆発音を逆再生したものです。

<飛び道具的な音>

 

あと女性の声のループ素材があったのでそれを使いました。声の音源は注意を向けたり、ちょっとした変化をつけるには効果的だと思います。

<声>

 

以下のシンセパッドとクラビのリフも入れました。

 

そしてドラムパートに関してはこの「Transfuser」の売りの要素であるランダマイズ機能を使って作っています。もとの素材はAセクションのドラムパターンなのですが、「M.A.R.I.O」という機能で各要素を自動的にランダマイズさせて全く新しいパターンを作ってしまうというものです。この機能、特にドラムなどのリズム系ループとの相性が良い気がします。ひとつの素材から、ほぼ無限にバリエーションパターンが作れる印象です。

<ランダマイズで作ったドラムパターン>

 

その他、Aセクションで使った素材をF#mにトランスポーズして使ったりもしています。Bセクションはこんなところですね。

Cセクション~エンディング

次にCセクションから終わりまでですが、A~Bセクション同様、トランジションとしての音を挿入してから新しいリズムトラックを使いました。「アフロ・ハウス」という名前のパターンです。これに先ほどのランダマイズパターンにフィルター効果をかけたものを重ねたりしています。

<ドラムパート>

 

その他に以下のようなループを使っています。フルート、ホーンセクション、ギターのカッティング、シンセ、エレピなどですね。あと広がり感を持たせたかったのでパッド系の音も後半入れています。また、CセクションではCmのKEY(調)に戻っているのですが、最初と変化をつけたかったので、エレピの印象的な伴奏のループがあったので、それでCmの上でありながら、コードが変わっている感じを持たせました。

<その他のトラック>

 

最後に各トラックのパン、音量を調整して終わりです。今回、全体的にアリーナ系の深いリバーブをかけています。あと、ほんの少しだけコンプをかけてアタック感と低音を上げています。DAWでは全部で15トラック使いました。使用したループは20種類程度ですね。

完成

ホーンセクションとギターのカッティングが印象的でファンキーな曲になりました。

 

以上です。「Transfuser」のループ音源だけでまあまあのBGMができたかなと思います。たくさん曲をつくらないといけない状況でアイディアに困った時などは役に立ちそうです。だいぶ使い方が分かってきたので今度はBPM160ぐらいの速い曲を作ってみようかと思います。

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